2009年03月28日

ノンストレステストの検査内容とは

ノンストレステストとは、妊娠中にストレスのない状態で、お腹の中の赤ちゃんが元気なのか、お産に耐えられるか、を検査することです。
妊娠している方は、後期に入ると、誰でもこのノンストレステストを行うでしょう。
簡単に言えば、赤ちゃんの心拍を調べるテストと言えるでしょう。

ノンストレステストは妊娠の経過が順調な場合、34週から37週の間に行われます。
妊娠中毒症や糖尿病などの問題がある場合は、早い時期からの検査を行うのです。
では、どのように検査を行うのか。
ノンストレステストは分娩監視装置という機械を使用し、お腹に2種類のセンサーをつけます。
1つは、お腹の中の赤ちゃんの心拍を取るセンサーで赤ちゃんの心拍が1番よく聞こえる位置に付けます。
もう1つは、子宮の収縮を取るセンサーで子宮底あたりに付けます。
この検査は30分から40分かかりますが、どこの産婦人科も横になりながら検査するので体に負担はかかりません。
妊娠後期頃の赤ちゃんは、20分おきくらいに寝たり起きたりを繰り返します。
寝ている時の心音と起きている時の心音の両方を確認しますので、30分から40分かかるというわけです。

このノンストレステストは、2つのセンサーをつけることによってグラフで心音と子宮収縮を記録します。
赤ちゃんの心拍数は通常120から160回です。
グラフにギザギザが多いほど、お腹の中の赤ちゃんは元気なのです。
このテストで、赤ちゃんに元気がなかったり胎盤の機能が落ちている場合は入院や再検査、出産時は帝王切開になる場合もあります。



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