2009年03月27日

性感染症による問題点

近年、性感染症の患者が、数多く見られます。
妊娠している方が、性感染症に感染している場合には、お腹の中の赤ちゃんにも、何かしらの影響を及ぼしてしまう可能性があります。
妊娠中には、どこの産婦人科でも性感染症の検査を行うので、治療をすれば問題はありません。
しかし、全ての性感染症が、問題がないわけではないのです。

カンジダ膣炎は妊娠中にかかりやすく、赤ちゃんに感染するので出産までに治らなければ帝王切開になるケースがほとんどです。
カンジダ菌は女性が誰でも持っている菌で、体が弱っている時に増殖をしてしまうのです。
クラミジア感染症は、今もっとも多い性感染症の1つです。
自覚症状が少ないため、感染していることに気づかない方が多いのです。
妊娠中クラミジアに感染していると、出産時に産道感染してしまいます。
この場合、赤ちゃんに肺炎や結膜炎を起こしてしまうのです。
また、放っておくと不妊の原因にもなり、子宮外妊娠の原因にもなります。

淋病に感染している場合、赤ちゃんが失明したり結膜炎を起こします。
症状がほとんどありませんが、感染している場合は完全に完治するまで薬の投与を受けなければなりません。
そして梅毒。
梅毒は、お腹の中の赤ちゃんに胎盤を通して感染してしまいます。
感染してしまうと、先天性異常や死産の原因にもなる怖い性病なのです。

お母さんがHIV感染していて、妊娠しているとお腹の中の赤ちゃんもかなり高い確率でHIVに感染します。
妊娠中のHIV検査は、妊娠初期にするので早期発見にも繋がります。

FX



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